計算機シミュレーションを研究で行うことで,新しい発見ができる。
このページでは長い時間かけて積んだ経験を広く人々に伝えたい。

1. 価値があり,面白い研究を見つける

何が大切であるか?まだ発表されていないか?
>>磁気リコネクションで主要な慣性(inetia)の働きは研究されていなかった
>>なぜ零下で氷が解凍できない(非常に遅い)ことを理論により示した

信頼できる共同研究者を見つける
>>水の研究では,実験の専門家(理論家ではない)と共同研究を行った


  
https://physique.isc.chubu.ac.jp/, M. Tanaka (2024)

2.計算機シミュレーションの基礎を学ぶ

Linuxは必須である
>>MS Windowsは効率的にシミュレーションすることを考えていない

入力法の基礎
>>vi editorなどが入力に最適で,主な技法はすぐにマスターできる
>>cp,mv,rm,ls,cd,find,grep,mkdir,ln,sed s/../../ fileなどは必須である

MPI, FFTWなどを学ぶ
>>並列処理MPIやフーリエ変換FFTWはプログラムで必須である

簡単なプログラミングを作ってみる
>>小さなコードを自作して完成させる
大学では行っている... 実験の実習同様に,プログラミングでも同じこと


3.シミュレーション実行とポストプロセシング

コードを作る
>>プログラミング言語はFortran 2003以上が必須。gccも必要である
多くの並列処理のためには研究コードを得ること

バグを見つける
>>コードの間違い探しは時間がかかる。冷静に考える!
>>コードの書き換えが必要になることもある

実行する。何度も試行を行うことで,質を高める
>>mpif90 -fPIC...
>>mpiexec -n 64 a.out & など

結果の診断のため,ポストプロセスのコードを自分で書いて使える
論文などではFigureとして引用できる


  http://www1.m4.mediacat.ne.jp/dphysique/, M. Tanaka (2024)


4.結果をまとめて,発表しよう

LaTeXで論文を作る
>>自分でLaTeX作文技術を勉強しよう。多くの書籍やホームページがある

十分な内容であること
>>英語で,自分の仕事と主張を説得できる力をつける
外国での滞在,生活は生きてくる!

結果を発表して,国際雑誌で論文を印刷する
>>発表論文リスト。数よりも質が大切である!
自分のmajor three publicationsをもつこと



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